Blenderでコップを作る

お正月休みを利用して、Blenderで3DCGを作ってみました。

去年からやろうやろうとは思っていたんですが、3DCGは割とまとまった時間が必要なのがなかなか億劫で…。

3DCGについては学校でShade 3Dを使って制作したくらいで、知識は忘却の彼方。ほとんど一からでしたが、重い腰をあげてやり始めたらなかなか面白かったです。

Blender自体は無料ですが、何も情報のない状態で始めるにはかなり難しいので、お友達おすすめのこの本を買いました。

ものすごくプリミティブ感溢れるクマちゃんが表紙です。本屋さんにも普通に売ってる…のかな??3DCGの本が少しでも置いてあるようなところなら売ってると思います。

完全に初心者だと詳しく書かれていない部分があってちょっとだけ難しい部分もあるかなーと思いましたが、Blenderについてはネットで調べれば結構情報が出てくるのでなんとかなりました。

ショートカットキーをガンガン使っていくタイプのソフトウェアなので、珍しくメモをとりつつ…。


1日目

一番最初はクマのキャラクターを作る章でしたが、それは飛ばしてコップを作り始めました。(基礎的な操作が多く含まれているので飛ばさないほうがいいと思います)

形自体は難なくできましたが、難しいのはライティングなどの環境設定。

広大な空間にポツンと置かれたコップという謎のシチュエーションになってしまい、ガラスの透け感なども伝わりません。

BlenderタグをつけてTwitterに投稿したら、親切な方がIBLを使うといいと教えてくださったので試すことに。


2日目


いろいろ試した結果、なんとかそれっぽく見えるようになりました。

床を設置したり、いろいろ設定してガラスらしい透け感がわかりやすくなりました。

Photoshopで後から調整しているのは内緒です。


そしてここで余計なことを思いつきます。

「コップに水を入れたい!!」


もちろん本にはそんなもの載っていません。完全に蛇足です。

しかし、ネット上にはBlender先輩たちによるTipsがたくさんあります。

「Blender コップ 水」などで適当に検索すると、流体シミュレーションというもので物理演算ができるようなので、やってみることにしました。


こちらを参考にしつつ…。

水がうまくコップに入らなかったり、ぼたっぼたっと綺麗に見えなかったりして四苦八苦しながらなんとか形にしました。


コップに入った水が粘土みたいに見えるのが気にかかりますが…そしてちょっと溢れている…!!



3日目

うまくいかない部分の反省などをしました。

設定が難しいのは、きっとコップの大きさが2mあるせいに違いない…!!と当たりをつけて、まずはそこから改善することに。

最初に作った時に特に設定していなかったので、恐ろしいほど大きなコップになってしまっていました。

スケールを変更するだけで問題なさそうでしたが、せっかくなので一からコップを作り直してみました。

実在するものの方が大きさも把握しやすいということで、iittalaのaaltoをモデルに。ちょっと角が取れすぎて別物になってしまいましたが。


そして再び流体シミュレーションを設定して…。


今度は勢いが良すぎて溢れてしまいました。

小さなコップなので、すぐに水浸しに。

いろいろ設定すればちょうどいいところで止められるでしょうけれど、手抜きして溢れる前に停止させるという方法で解決しました。


コップのふちいっぱいに水が満たされている感じにはなりませんでしたが、昨日のような粘土感は消えたので今はこれくらいで良しとしましょう。


作った当初はブログ記事にすることを考えていなかったので、失敗したりよくわからなかった部分をメモしていなかったので、次作る時はちゃんとその辺も記事にできればなと思います。

donuts

作ったものや気に入ったものを置いてあります。